【販売管理システム】単価履歴の利用方法と注意点
楽一販売管理システムの最新版、EXシリーズから商品毎の販売履歴をより簡単に確認いただけるよう「単価履歴選択」という機能が伝票入力画面に追加されています。
今までの楽一販売管理システムでは、前回単価管理機能【通常の伝票入力時に”得意先→商品”を選択後、選択された得意先に対して、同一商品を”前回”販売した単価を自動表示する機能】がありました。
今回機能強化された新楽一販売管理システムでは、
前回の単価管理機能+得意先や仕入先別に同一商品の販売実績
”伝票日付”+”数量”+”単価” を最大10回分確認できます。
今までの販売管理システムの単価確認方法は、売上帳や仕入帳を探したり画面照会を利用することが一般的でした。
今回追加された「単価履歴確認機能」の操作方法は、売上や仕入入力時に、
1.通常通り、取引先を選択
2.確認したい商品の単価欄までカーソルが移動したら、画面左下の「単価履歴選択」を押す
これだけで過去10回分の取引履歴が表示されます。
「単価履歴」を利用されているお客様の中には取引履歴をこまめにチェックをして、前回の購入時期から計算して取引先の注文より先にアプローチをかけて売上につなげているユーザー様もいらっしゃいます。
この機能をご利用いただく場合の注意点は次の通りです。
注意点①:登録をしてある商品を、都度手入力して伝票発行をされている場合は機能しません。
※楽一は、主にお客様が伝票入力時に目で確認される”商品名”ではなく、楽一の商品登録の時に”システム内部で自動で割り振られるコード番号”で商品を認識します。
例えば、楽一で商品登録されたデータが
000001 ホッチキス
000002 クリアファイル
だった時、伝票入力時に
商品コード000002 商品名”クリアファイル”
と入力した後、商品コードを選び直さないまま(または新規商品登録をしないまま)商品名だけを次のように打ち直すと
クリアファイル → A4封筒
無事に伝票の発行は出来ても、楽一の商品取引履歴は、商品コードで管理されてるため、”A4ファイル”の取引履歴は残らずに、次の画面のように、元の商品コードに紐づけされた商品名である”A4封筒”の取引実績として記憶されます。
よって、新たに単価管理が必要な商品は、毎回手入力ではなく”商品登録”を行う必要があります。
注意点②:もし、楽一の機種を新しくされたときに「単価履歴」の機能がない楽一から、「新単価履歴管理機能付き」の機種にデータを移行された場合、履歴データが確認できる期間は、旧楽一に設定されている”データ保存月数”に限定されます。
例えば、保存月数が12か月の場合は13カ月以前の取引履歴は表示できません。
但し、単価履歴がご利用いただける機種以降、データ保存月数に依存しないでシステム運用がされるようになったため、データ保存月数の設定に関係なく、登録された商品毎に過去10回分の履歴が記憶されます。ちなみに最古の単価は11回目の取引がない限りは何年でも履歴確認が可能です。
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